2009年06月05日

【女将の一言】 飯田市健康福祉委員等研修会

講演会 『アトピーからがんまで〜きれい社会の落とし穴「免疫をつける生活」』
6月4日に、飯田市健康福祉委員等研修会に出席してきました。

現在政府はその方針として、国民すべてに「自分の健康は自分で管理し、不必要な医療費を削減すること」に取り組んでいます。
その一環として、この飯田市でも健康福祉保健推進員なる係が、「街づくり委員会」の一員として各町内で選出され、市民の健康意識を高める手伝いをし、自分たち自身で健康に努めようとしています。

今日は、飯田市鼎文化センターホールで講師として、東京医科歯科大学名誉教授、(有)海外医学研究所所長 藤田 紘一郎先生をお招きし、1時間半お話を聞きました。
先生はかの有名な、ご自分のお腹の中にサナダ虫のきよみちゃんを飼っている「寄生虫博士」です。先生は、日本が清潔になるにつれて、寄生虫の感染率が減少したことによって、花粉症などで代表されるアレルギー病を急増させたのではないかという因果関係を40年間に亘って研究されている方でした。

その講演は最初から最後まで、可笑しくて面白くて退屈しないものでした。先生曰く、『笑いが免疫力をつける』ということで、医学的な話の中にお笑い芸人顔負けの笑いのエッセンスがいっぱいで引き込まれて聞き入りました。
先生は、40年間日本とインドネシアを行き来し、そこの、一般的日本人から見たら不衛生な環境で生活している人たちにアレルギーの発症が無いことに不思議を感じ、その原因を研究してきたということでした。
アトピー、ぜんそく、花粉症は40年前にはなかった病気だそうです。先生の研究によると、昔は日本人の60%が回虫を自分の腸内に持っていたお陰で、当時の日本人は免疫力が高く、アレルギーなどというものとは無縁でした。戦後回虫駆除を徹底的にやり、腸内に回虫が居なくなったことで、回虫の糞に含まれるアレルギー免疫成分が体内からなくなり、1963年に初めて花粉症が発現し、1965年から種々のアレルギーが出てきたということでした。そしてポイントは、アレルギーは微生物や寄生虫や細菌が抑制するということでした。

38億年前に人間が誕生し、1万年前に細胞や免疫システムや脳が決定されたそうです。人の細胞は細菌との共生によって作られ、大腸菌がひとつも無い無菌状態はアトピーを生み出すそうです。
O-157などというものは、免疫力の強い発展途上国の人々の中には存在しないそうです。実際O-157の強さを30とすると、大腸菌の強さは100であり、大腸菌が腸内にあればO-157は大腸菌にやられてしまい発症しないということでした。

また、ストレスを与えると免疫力が落ち、例えば、40歳で離婚して、一人で「レンジでチン」の不自然な食事ばかりしていると、10歳は寿命が短くなるということでした。
また、食事中に小言を言ったり、子供にテストの点が悪かったじゃないかとか、いつも難しい顔をしたりしていると、どんどん免疫力が落ちるから、『特に食事中は楽しくいただくこと。』、『子供には一度床に落としたものを食べさせること…。(笑)』…そこでみんな大笑い。
とにかく、『笑うことが大切!無理してでも笑いなさい…。笑うとNK細胞が出て、がん細胞を殺します。』とのことでした。

これは、実験によっても明らかな事実で、落語を聞かせてきた患者に癌の再発はゼロで、効力があると言われている癌抑止薬を投与された患者には再発が見られたということでした(かなり高いパーセンテージで再発していましたが明確な数字を忘れたので記しません)。
とにかく、毎日笑って過ごすことが大切!

そして、最近の「過度の清潔志向」が現在の日本人の低免疫力とアレルギーを引き起こしている事実を教えてくれました。
洗い過ぎが原因で、必要な皮膚常在菌を無くし、アトピーやドライスキンなどの炎症を引き起こすようです。お風呂に入って石鹸で洗うのは、2日に一度が理想的とのことでした。洗い流した皮膚の表層組織が回復するには、20時間が必要であり、日に2度も石鹸を使って洗うことは皮膚にとっては、よろしくないとのことでした。

「環境ホルモン、公害の影響で…」と一般的に言われてもいますが、それよりも『生き物のいない「きれい社会」は心を不安にし、若者の異常行動を生み出している』とも…。
そして、若者の生きる力が弱まっている事実は紛れも無いことです。

また、電磁波を多く浴びる文明社会では抗酸化力が最も大切で、活性酸素を抑える色の付いた果物、葱、大根、赤ワイン等の抗酸化力のある食品摂取を積極的にしましょうとのことでした。

多少の細菌や虫などとも共生する生き方こそが本来の人間の姿であり、自然で正常な姿であると教えていただきました。
笑いと共に、細菌や虫と共に、より自然に近く生きる大切さに、改めて気づかされた素晴らしい講演会でした。

〜 さあ、毎日明るく笑ってわーい(嬉しい顔)過ごしましょう! 〜

女将 児島敏子

posted by 三宜亭本館 at 10:27| Comment(2) | TrackBack(0) | スタッフ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本も海外なみに電磁波の問題が報道されるといいんですけんど。

欧州議会TV:「電磁波問題は最優先課題」
保険会社:携帯リスク関連の病気を民事責任対象から除外
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/
Posted by 電磁波 at 2009年06月15日 19:16
コメントありがとうございます。

確かに、日本では電磁波の人体に及ぼす影響について言及されることは少ないですね。
理論的なアプローチはこれからでしょうが、統計学的には影響がある、と言えると思いますし。

特に「オール電化」など持て囃されていますが、IHクッキングヒータからは恐ろしいほどの電磁波が出ているわけですし、そこらへんが報道されることはないですねぇ。
Posted by 女将 児島敏子 at 2009年06月15日 19:54
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