2009年11月20日

【女将の一言】 柿すだれ

ここ飯田、下伊那地方の秋の風物詩「柿すだれ」があちこちの民家の軒先に見られるようになって来ると、いよいよ秋も深まって来た感がします。

この地方では『市田柿』という干し柿ころ柿が全国的に有名ですが、昔から各農家では、農作業の合間に渋柿を収穫し皮を剥き、糸でくくって軒先につるして乾燥させています。いわゆる昔の人の食料保存の知恵です。繊維質とビタミンDが豊富で冬場の栄養補給にも役立ちます。
乾燥させることによって、渋柿に含まれているタンニンが変化して渋味がなくなり、甘味が強く感じられるようになります。(その甘さは砂糖の約1.5倍とも言われています)甘味物が少なかった昔は貴い甘味だったようです。

最近では『市田柿』として有名になりインターネットなどでも注文を受け、全国に配送されています。そして、なんと驚く事にその価格は一個120〜150円くらいです。上等の生菓子と一緒です。 驚きですね!昔は近所でいっぱい戴いて食べきれないので、小さく刻んでみかんのスライスやりんごのスライスと一緒にシロップに漬けて食しました。最近では洋酒に漬けておいてパウンドケーキに入れて焼いてと…何かと重宝しています。
不思議なことに、若い頃は好きではなかったのに年を重ねるにつれてだんだんと好きになってきました。お餅とかお赤飯もそうですね…。う〜ん、不思議。
兎に角、軒先にオレンジ色の簾を見るにつけ、他県の人のみならず当地の人間も何かしら風情を感じます。なかなか良いものです。

そこで、当館でもスタッフの一人に渋柿をたくさん戴いたので、皮を剥いて簾にしてラウンジの窓の外に吊るしてみました。けっこう良い感じ!!
三宜亭本館にお越しの節はラウンジから素人製作の『柿すだれ』を是非ご覧くださいね。

女将 児島敏子
posted by 三宜亭本館 at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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