2006年11月29日

〜風雅な和菓子に遥かな江戸文化を想う〜 飯田は天下の名水に恵まれた茶道の町

kintsuba.jpg飯田の町をそぞろ歩けば、そこかしこに城下町の名残を残す和菓子の老舗が見かけられます。各店とも伝統を受け継ぐ銘菓はもとより、四季の彩を巧みに織り込んだ創作和菓子をそろえ、おいしさの個性を競っています。

そんな飯田旧市街の名店の中で極めつけは、文政年間より伝統の味を伝え続ける、一子相伝の手作りの味『和泉庄(いずしょう)』の“名代 大きんつば”です。駒 敏郎(こまとしお)「京の和菓子 旅の和菓子」本阿弥書店発行によると、『この大きんつばは、直径が6センチ厚さが2センチ余の円形で、表面の中央にちょっとした窪みが付いていて、形が刀の鍔(つば)に似ている。皮はそれこそ申し訳程度の薄さで、いわば潰し餡のかたまりだ。最初、その厚みに驚いて、一つまるまるは無理かなと思ったが、食べてみるといい砂糖を使った癖の無い甘さで、苦もなく平らげてしまった。小豆も精選されているし、つなぎを使っていないことが割ってみるとすぐ判る。云々・・・』と言わしめたほどです。

実際食してみるとその旨さがよーくわかります。小豆の風味と甘さ加減がなんともいえず、自分たちが子供のころから今日まで変わらず、人気があるのは納得! それに、実は東京銀座の歌舞伎座で売られている“いろはきんつば”は、ななんとこの『和泉庄』がその味を買われて、銀座に出向き、その場で焼きながら売っているものなのです。とにかく人気に裏打ちされたその味を味わってください。

女将:児島敏子

posted by 三宜亭本館 at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 周辺観光情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック