
先日の写真と比べると、一斉に咲いているのが分かりますね。
青空に、ツツジや藤の色が映えて美しいです
By もっちゃん
今年は、桜と同じく例年より一週間ほど早く咲き始めてしまいました。
今年は同時にすべての花が一斉に咲き始めてしまいましたね。
農家の方々は(果樹の受粉が同時になってしまって)困っておられますが・・・。
阿智村智里の月川温泉郷の花桃も今が真っ盛りです。
川沿いにびっしりと咲き誇っています。まさに桃源郷です。
そして、飯田市街の“りんご並木”のりんごの花も満開。
あちこちの道路沿いのドッグウッド、そうですハナミズキも満開。
芝ザクラも・・・。何処もかしこも花いっぱいです
そこで、三宜亭本館のつつじですが、これまた美しく咲き始め、藤までもが花房をグングン伸ばし始めました。白色の藤はもうすっかり満開で甘い香りが庭全体を包んでいます。
それと同時に「べぼう」(ご存知ですか?黒色と黄色のツートンカラーで、体の大きな蜂のような昆虫です)がぶんぶんと飛び回っております。
でもご安心下さい。「べぼう」はこちらが危害を加えない限り刺しません。
でも、顔の周りをぶんぶん飛ばれると、それを知らない方は驚かれますよね。
女将 児島敏子
昨夜から降り続いたヒドい雨、観光でお越しのお客様には本当にお気の毒でしたが、庭の植物達には恵みの雨となりました。
でも、ちょっと降り過ぎだったかも…これから藤とツツジが咲いてくることを考えると、もうちょっとだけ控え目に降ってくれないかな…
話は変わりますが 、私の庭仕事の楽しみの一つは、以前植えた木が初めて花を付ける瞬間を見られることです。一体どんな色の花が咲くのか、はたまた、ちゃんと花芽が開くのかと、気になって仕方ありません。
写真の金子玄海ツツジは、私が昨年入手したのですが、花後に手に入れた為、咲いてみるまではどんな花か分かりませんでしたが…
咲きました!薄ピンク色の可愛い花!
金子玄海ツツジは西洋シャクナゲ(石楠花)の仲間のようですが、全体的に小ぶりで、ツツジや藤や、他の大きなシャクナゲ達よりも大分早く咲きました。
今後は株を大きくして、もっと沢山花を付けるように…!がんばります!
By もっちゃん
サクラも散りはて、ハナモモも咲いたと思った矢先、最近の陽気の良さであっという間に終了間近。もうちょっと楽しみたかったのに、ちょっぴり残念
でも、三宜亭の中庭の各種花々も負けじと、徐々に色づいて参りました。
ここ2〜3年、中庭の植物の手入れをするのが私の業務、というかむしろ趣味?となっています。
愛情をかけると必ず返してくれる植物の世話をするのは本当に楽しいですし、何よりお客様の目を楽しませることが出来る点が、一番のやりがい!
それに、季節の移り変わりを肌で感じることが出来るのも、またまた魅力です。
当館の中庭はツツジが多いのですが、最近は、なるべく一年を通して常に花が咲いているようにと、色んな植物を植えることを心懸けています。
…とは言っても、やっぱり春は一番の花の季節。
こうしている間にも色んな花が徐々に開いてきて、本当に目が離せません。
まず一番に咲くのは、ボケの花↓
常緑のツツジ中心の庭の中で、赤、というか朱色の花色がとても映えます。
そしてユキヤナギ↓
昨年、目立たないところに植わっていたのを二つに株分けし、ラウンジの大窓から見える晴舞台?に移植しました。
こちらも、まだ花の少ない頃に咲くので、お目立ち度満点です
ツツジの中でも真っ先に咲くうちの一つ、ミツバツツジ↓
ミツバツツジは秋に落葉し、花後に新しい葉が出てきます。
花の時期に葉っぱがない分、枝の先に蛍光ムラサキの花が浮いているように咲いて、艶姿が際立ちます。残念ながら写真の花は終了間際、美しさも半減、ですが…
私の大好きな花の一つです。
〜つづく〜
By もっちゃん
世の中にはあるんですね、青いツツジって。
皆さんご存知でしたか?
先日インターネット上でブルーツツジなるものを発見し、興味シンシン。
庭に植えようと早速購入しました!
で、早速届いた株を見てみると… シャクナゲって書いてある!
葉っぱも、見るからにシャクナゲだ…
でもよくよく調べると、この“黒潮”っていう品種、ツツジとシャクナゲを交配させた品種らしい。しかもシャクナゲはツツジ科。
なるほどね〜。
写真で見るかぎり(写真はネットから探してきたものですが)とってもキレイな花だし、今年の開花時期はもう終わってしまったあとだけど、来年の春が今から楽しみです
ただ今、当館中庭のツツジが満開です。
ラウンジや回廊から、手の届きそうなすぐそこに、色とりどりのツツジたち。上階の客室から見ると、まるで赤やピンク、白の絨毯を広げたよう♪
どこからともなくあま〜い香りが漂ってくるのは、庭に3本ある藤の木から。むらさき・白、それぞれに立派な花をつけて、春風に花房を揺らします。
三宜亭が一年で最も華やぐ季節がやってまいりました!
三宜亭の庭園はちょうど敷地の中央にあり、それをぐるりと囲む形で客室や宴会場が建っております。
恐らく飯田城の頃からの庭園だったと思われますが、正確な史実は残っていません。ツツジを増やし始めたのは昭和のはじめ頃から。やがて、三宜亭といえばツツジ、ツツジといえば三宜亭といわれるまでになり、時季には多くの方が見物に訪れるようになりました。
昭和50年代頃まではおでんの販売なども行っていて、大賑わいだったとか。建物の拡張と共に、庭園の規模は当時の3分の2程になりましたが、美しい花はそのままに、現在も皆様に親しまれております。
そんなツツジ庭園も、存続の危機がありました。
戦時中の折、
「花で誘客するような享楽的な事をしてはならない。即刻掘り返して芋畑にし、食料供給に協力せよ」
とのお達しが。あわやツツジ庭園もこれまでか、というところで終戦を迎え、からくも難を逃れたのでした。もうちょっとのタイミングでこの庭が残っていなかったかもしれないと思うと、なんだか不思議な気分です…
ツツジ満開の時期は毎年GW頃ですが、今年は少し遅いようです。園内にはサツキも植わっており、樹齢400年の藤も咲き始めたばかり。まだまだ楽しめます。
みなさま、お花見がてらの御食事に、湯上りにツツジ見物に、是非おでかけくださいませ。